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被告からのメッセージ

冨山小太郎さん

弾圧に怒り、闘っている全ての仲間に心から感謝し、獄壁を越えた団結で、暴処法弾圧を粉砕し、戦争に突き進む帝国主義を打倒しようと呼びかけます。

岸田政権は、とめどない金銭腐敗で支持率が2割となる中で、その生き残りをかけて侵略戦争への道をひた走っています。8兆円にならんとする防衛予算、戦闘機の開発と輸出の解禁。シェルター建設やミサイル連隊に急ぐ沖縄、奄美…。戦後体制を根底からゆるがす戦争国家への大転換がはじまりました。ウクライナ−パレスチナ・ガザで始まった世界戦争に日本帝国主義自身の決断で、全面的に参戦していく攻撃です。

この破産的な戦争衝動を進めるために、労働者階級の動員・とりこみが狙われていることを許してはなりません。連合と岸田、経団連が一体となった官製春闘や、上川外相らが進めるWPS、子供手当を「人質」とした保険料の全面的な値上げ、等々の動きは戦争の時代に労働者階級の「獲得」にむけて帝国主義がうごめいていることを示しています。

だからこそ、社会変革をめざす我々革命派に対して、とりわけ「ヒロシマ」という敵階級がどうしても消すことのできない人類史上最悪の核犯罪を覆いかくすために、本弾圧が国家権力の総力をあげてしかけられていると感じています。

それは何よりも「暴処法」という「団結」そのものを「犯罪」とする戦前の治安立法を使ったことからも明らかです。取り調べの警察官は「こんな暴行は飲み屋では毎日起きている」「中核派だから犯罪にした」「半年間、証拠を集めて準備した。もう後にはひけない」な どと平然と語っています。検事は「暴処法はよくできた法律」とまで言いました。反戦運動つぶしであることを自覚し、意識的に準備を重ね、本弾圧にふみこんだのです。

また今回の弾圧の「被害者」に広島市職員が動員されていることも重大です。右翼を使った弾圧(右翼は何度も被害届を出したそうです)は破産し、百名を越える広島県警の面前で起きながら現行犯逮捕をできなかった事案を被害届も出ていないのに、市職員を動員することで「犯罪」にしたてあげたのです。正に、労働者の国家動員=戦争動員そのものです。

一方で、岸田政権と一体となった本弾圧はそれ故に極めて破綻的です。暴処法と改悪刑訴法で「被害者」なき「犯罪」をでっち上げてみたものの、完全黙秘・非転向の私と非合法・非公然の組織体制を前に弾圧の拡大を許さず、公判そのものをグラグラに追いこんでいます。何よりも、5.27国鉄臨大弾圧や法大暴処法弾圧(自分自身も一体で8ヶ月獄中闘争を闘いました)で無罪を戦取した階級闘争の金字塔的闘いが、敵階級をギリギリと追いつめています。一切は階級闘争の勝負です。

今の社会、とりわけ本件の舞台となった広島の現状をみて下さい。市長が教育勅語で市職員を「研修」し、呉には最大規模の自衛隊基地が計画され、岩国からはオスプレイが再稼動を始めました。これを主導しているのは河井事件で明らかになった利権まみれの政治家で あり、その頭目が、右翼や統一教会に支えられている岸田その人です。弾圧の下手人である広島県警は腐敗にまみれ、押収現金数千万円の横領や、警察幹部がハレンチ罪で逮捕され、留置所で自殺する事態にまでなっています。(全て高田君の留置されている広島中央署!)。こんな社会に未来があるでしょうか?

その対極に労働者の、労働組合の、我々の闘いがあります。全港湾の感動的な反戦ストライキ、動労千葉をはじめとする動労総連合の闘い、日教組奈良市、そして我が高槻医療福祉労働組合などの瑞々しい、胸のすく様な闘いの数々は、必ず膨大な労働者を獲得し時代を変革する力があります。

仲間と共に闘えることは、僕の誇りであり、断固として共に進みたいと思います。激動の中、一緒に街頭に立てないことは残念ですが、数ヶ月後に一段も二段も飛躍した形で同志たちと再会できることを楽しみにしています。

共に闘いましょう!

松木誉明さん

戦時下の反戦闘争を闘うすべてのみなさん!8.6暴処法弾圧を獄中で闘う仲間のみなさん!連日の闘いおつかれ様です。

私達は昨年8月6日、軍事費2倍化、敵基地攻撃能力を保有して中国侵略戦争に付き進み、G7の核を肯定する岸田首相の平和祈念式典出席を弾劾しました。怒りの声は岸田首相を直撃しました。

大打撃を受けた岸田は、右翼の妨害をはね返したスクラムを「広島市職員に暴行した」とデッチあげ暴処法弾圧に出て来ました。絶対に許さない!

岸田を打倒する大反戦闘争をたたきつけてやりましょう。

暴処法は治安維持法と共に、戦前、労働運動、農民運動、部落解放運動を弾圧した治安弾圧法です。戦後も生き残り、国鉄5.27臨大弾圧、法大弾圧にもかけられましたが、共に無罪で勝利しています。

今回も勝利しよう!

さて、差入れで「太陽のない街」(徳永直)を読む機会を得ました。モデルとなった共同印刷ストライキも暴処法が制定されたのも1926年です。1910年大逆事件後の冬の時代を、ロシア革命、米騒動を経て労働運動は高揚期を迎えていました。

団結して闘う労働者の力強さ。それを敵視し絶滅しようする資本家階級。暴処法が制定された時代を読み取ることができます。

闘いの中で女性労働者が生き生きと力強く描かれています。ストライキが力尽きようとする時、闘いの旗を護るために立ち上がったのは青年労働者と婦人達であったということも。

暴処法弾圧を打ち破る力は団結して闘う労働者だと確信できます。

戦争に突き進む岸田政権を倒す反戦反核ヒロシマの大隊列を8.6原爆ドームに登場させましょう。

獄壁を越え共に闘います。

古郡陸さん

私たちの団結や情熱は

弾圧に負けることはありません。

反戦闘争をさらに大きくし、

岸田政権を追い詰めてやりましょう。


高田暁典さん

核をなくし、戦争をなくして平和な世界をつくっていくために、みんな団結して岸田政権をたおし、日米安保を粉砕し、世界を支配しているG7帝国主義を倒し世界の人々と連帯しましょう。



西納岳史さん

「沈黙は虐殺への加担だ」… パレスチナに連帯する反戦の闘いから生まれた、世界的スロー ガンです。

一片の正義もない帝国主義の侵略戦争の結果、一瞬にして数十万人もの命を奪った広島・長崎への原爆投下。いま世界の支配者たちはこの惨禍を繰り返そうとしています。岸田政権こそ、世界戦争・核戦争の推進者であることがますます明らかになっているではありま せんか。

もっともっと声を上げ、戦争と核への怒りを巨大な大衆行動で示していきましょう!

前進チャンネルより(抜粋)

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